コンデ・エルマノス AF−25R/フラメンコギター

CONDE HERMANOS(コンデ・エルマノス) FELIPE(フェリーペ) ルナ・ヘッド AF−25R 松/ハカランダ 1990年中古品です。

型番としては、『AF−25』と『AF−25R』がありますが、『AF−25』はサイドバックがインディアンローズウッドで、『AF−25R』はサイドバックがハカランダとなります。
『AF−25R』の末尾のRは『Rio』の『R』です。スペインではハカランダのことを『Rio』と言います。

このギターは、いわゆるパコ・デ・ルシア・モデル(コンサート・タイプ又は黒/ネグラ)となります。
コンサート・タイプのフラメンコギターを弾き始めたのはパコ・デ・ルシアとセラニートです。
通常のサイド・バックがシープレスのフラメンコギターですと、歌や踊りが主役のため、その伴奏用となりますので、音量が意図的に押さえられています。
従いまして、コンサートホールで演奏しても、お客様に音が届かず満足してもらえなかったのですが、このコンサート・タイプが登場してからは、普通のクラシックギターのコンサート同様に聞きごたえがあり、パコ・デ・ルシアの影響でそのころから日本でもフラメンコが流行りだしました。

低音は力強くて泥臭さがあり、高音は明るめでキレが良く、良く鳴っています。
まさにコンサート仕様のモデルです。

弦高は低めにセッティングしましたので、弾き易い状態です。
コンディションは非常に良くベストな状態です。

ネックは真っ直ぐです。
修理箇所:フレットを打ち替えしました。
傷みなど:表面板などに年代相応のキズはあります。
弦高:@2.6mm E2.6mm
ナット幅:53.0mm
ナット部弦幅:44.0mm
ハードケース付きです。


コンデ兄弟(コンデ・エルマノス)とは、
長男ファウスティーノ(FAUSTINO CONDE)1913年〜1988年 通称グラヴィーナ・シエテ(GRAVINA−7番地)⇒後継者なし。
次男マリアーノ(MARIANO CONDE)1916年〜1989年 通称フェリーペ(FELIPE−V番地 2)⇒後継者あり。
三男フリオ(JULIO CONDE)1918年〜1995年 通称アトーチャ(ATOCHA−53番地)⇒後継者なし。
です。
今でも、この三か所の住所が記載されているギターが出てきますが、フェリーペとマリアーノ系以外は、外注品となります。

当初、長男ファウスティーノと次男マリアーノが工房におり、三男フリオが1950年代から『アトーチャ−53』のマネージャー(店長)でした。
1980年に、次男マリアーノは二人の息子(長男FELIPE/フェリーペと次男MARIANO/マリアーノ)と三人で『FELIPE−V 2』に新しい工房を作りました。
2010年頃、長男フェリーペの弟のマリアーノは、息子と娘の三人で独立し別の工房を作りました。


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楽器名 CONDE HERMANOS FELIPE AF25R
生産国 スペイン
年式 1990
表面板 スプルース
裏板/横板 ハカランダ
塗装 ポリウレタン
弦長(1弦) 665mm
糸巻 フステロ
税込販売価格 ¥880,000
詳細画像
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バック
ロゼッタ
ヘッド
ペグ
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